日本人の誰もが一度は訪れたことのある京都。そのときに感じたこと。「なぜか落ち着く。」「心が静かになる。」「ほっとする。」 私たち日本人にはその感性が生まれつき備わっています。
自然の中で培われた日本人の優れた繊細な感性は、日本の文化の粋とも言われる茶室建築に代表されるような、数奇屋(すきや)建築に集約されていると言っても過言ではありません。 その洗練されたデザインは、けっして自らの存在を誇示するようなものではない。微笑みながら、優しく人をそっと迎え入れるような、それでいて凛としたたたずまい。 そこには現代の日本人が忘れかけていた、もてなしのこころや謙譲のこころがあらわれています。
そのこころを住まいづくりに取り入れながら、雪国新潟の気候風土に合わせた数奇屋住宅、本格的茶室建築を提案していきたいと考えています。
1500年以上の歴史を持つ日本木造建築技術は、世界に類を見ない高度な建築技術を持っています。 日本文化は木の文化とも言えます。木造建築の持つ美しさや、人や環境にやさしい木の建築は、近年再び見直され、世界でも高く評価されています。
私たちは祖先が培った伝統の技術を取り入れた家づくりを考え、実践することにより、職人さんが再び活躍できる場を増やすことができれば、技術の継承と後継者の育成ができると考えています。古いものを壊して、ただ新しいものだけをつくるだけではなく、地域の文化を色濃く残した貴重な古民家の再生や、寺院・神社建築修復など歴史的景観、建造物の保存と地域文化の継承を大切なことと考えています。 私たち日本人が歩んできた道を見直しながら、これからを考えてゆくことこそ大切なのではないでしょうか?
私たちは旅をして、その土地の名物や、歴史的な町並みや文化、風土に 触れることは、旅の醍醐味です。 ヨーロッパの美しい町並みは、自分たちの歴史や文化を大切にしているからなのです。私たち日本人は、戦後の経済成長と引き 換えに多くの美しい町並みや、風景を失ってしまいました。 ある建築家はこういっています。「思い出のない街は、記憶を失った人と同じである」と。歴史的景 観と自然、そして現代が調和したその国や、地域らしい美しい景観が今求められています。
過去に携わった建築物は、 設計監理歴 をご確認下さい。
古民家で田舎暮らしがたい。週末自然のなかでゆっくりできるセカンドハウスが欲しい。 そんな人たちが増えています。 農村の美しい風景と古民家の保存、過疎地域の活性化につながればこれほど素晴らしいことはありません。 新潟県上越地域に残る古民家のご照会、修復、生活提案などのお手伝いをさせていただいています。